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内窓は「付ければOK」ではありません|ミリ単位の歪みに対応する、3Dプリンター補正施工の話

目次

内窓は「付ければOK」ではありません

ミリ単位の歪みに対応する、3Dプリンター補正施工の話

内窓というと「付ければ断熱や防音の効果が出る」と思われがちですが、実際には既存の窓枠の状態や施工精度によって性能に大きな差が出ます

特に既存住宅では、見た目では分からないミリ単位の歪みが、施工後の仕上がりや性能に影響することがあります。新築から年数を経てリフォームを行っている場合は、さらにその傾向が強くなります。


内窓は既存の窓枠に取り付けるため、歪みの影響を受けます

内窓は、新しく枠を組むのではなく、既存の窓枠に合わせて取り付ける製品です。

そのため、新築のように完全な水平・垂直・直角が出ている前提では施工できません。

実際の現場では、

  • 上下でわずかに幅が違う
  • 左右で寸法が揃っていない
  • 枠全体がわずかにねじれている

といった状態がよく見られます。


内窓工事ではミリ単位の歪みが性能に影響します

現場では「ミリ単位なら誤差の範囲」と扱われることもあります。

しかし内窓の場合、そのわずかな差が隙間や建て付けに現れやすくなり、

  • 気密性
  • 断熱性能
  • 防音性能
  • 建て付けの良し悪し

に直接影響します。

適当に取り付けてしまうと、本来の性能を十分に発揮できないケースも少なくありません。


当社の内窓工事では、歪みに合わせた補正施工を行っています

当社では、内窓を取り付ける際、既存の窓枠の状態を必ず確認し、必要に応じて補正を行っています。

既製の部材や、その場しのぎの調整では対応できない場合もあり、そうしたケースでは 専用の補正部材を用いて精度を出します。


補正部材の形状について(動画)

ここで、今回使用した補正部材の3Dデータによる回転動画をご紹介します。
以下は、今回使用した3Dプリンターで出力した補正部材の形状を、3Dデータとして分かりやすく示した動画です。

3Dプリンターで造形した内窓用補正部材(歪みに対応した専用設計)

この部材は、長さ1700mm、幅50mmで上部が四角形、下部が直角台形で、動画では平面に置いた構図です。

この形状は見た目のためではなく、実際の窓枠の状態に合わせた結果として、この形になっています。


3Dプリンターによる補正施工(オーダーメード部材)

今回の現場では、既存の窓枠に次のような特徴がありました。

  • 高さ1700mm、幅700mmほどの窓枠で上部が下部より 約10mm幅が広い
  • 窓枠全体が縦方向にわずかにねじれている
  • そのねじれ方が 左右で微妙に異なる

上部は素直に比較的安定して受けられるため四角形状としていますが、下部はそのままでは収まりが悪く、
台形形状にしなければ正確に密着しない状況でした。

さらに左右でねじれ量が異なるため、左右それぞれの窓枠の状態に合わせて個別に設計し、3Dプリンターで補正部材を製作しています。

当社の3Dプリンターでは、これだけの長さの部材を出力できないため、実際はいくつかに分割して現場で接合して施工しています。

既製品では対応できない状態に対し、その窓枠専用の部材を用意することで、内窓が持つ性能を十分に発揮できるよう、無理のない精度調整を行っています。


正直なところ、このような対応を行っている業者は多くはありません。

このような補正は、

  • 手間がかかる
  • 時間もかかる
  • 現場ごとに考える必要がある

ため、正直なところ、どの業者でも行っているわけではありません。

しかし当社では、「内窓が持つ本来の性能をきちんと発揮させたい」という考えから、必要な場合にはこのような対応を行っています。


見えない部分にこそ、施工の差が出ます

補正部材は、施工後にはほとんど見えなくなります。

ですが、住み始めてからの断熱性・防音性・使い勝手は、確実に差が出ます。

見えない部分だからこそ、手を抜かず、状態に合わせた施工を行う。
それが当社の考え方です。


まとめ

  • 内窓は、付ければ同じ性能が出るわけではありません
  • 既存住宅では、窓枠の歪みやねじれをどう扱うかが重要です
  • 当社では、必要に応じて
    3Dプリンターによるオーダーメード補正部材を用いた施工を行っています

ご相談だけでも構いません。
内窓工事をご検討の際、ご自宅の窓枠の状態が気になる場合や、他社で難しいと言われたケースでも、
一度ご相談ください。

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