自宅介護のミカタ = 見守りベッド

スマートホーム

自宅で介護をされているお宅からのご依頼です。スマートホームサワダでは、自宅介護において、ご家族の負担を少しでも軽減できるようなご提案もさせていただいております。

今回のご相談は、介護対象者のご家族が、室内の移動に介助が必要にも関わらず、一人でベッドから起きて移動してしまい、不運にも転んで怪我をしてしまったとのことでした。そこで、ベッドから一人で起き上がったことを知る方法がなだろうか?とのご相談をいただき、ベッドにセンサーを取り付けてそれらのセンサー情報をもとに様々な通知が行えるシステムを提案させていただき、その設置をさせていただきました。

今回、ベッド周りに設置させて頂いたセンサーは次のようなものです。

  • ベッドからの立ち上がりを検知するフロアマットセンサー
  • ベッドの安全扉の開閉を検知するマグネットセンサー
  • ベッドから起き上がろうとするときに手すりを掴んだことを検知する感圧センサー
  • これらのセンサーからの信号をWiFiで送信する機器

また、それらのセンサーからの情報を集約して通知を処理するために Raspberry Pi 4 を用意して、Home Assistant をインストールいたしました。

さらに、通知するための装置としてWiFi接続のスマート電球を2つ用意。既存の Amazon Echo Show とご家族のスマートフォンへの LINE 通知を設定いたしました。

今回、通知を設定するにあたり、誤検知をできる限り減らすことに特に工夫を凝らしました。誤検知が多く通知がされると、その通知への慣れから肝心なときに見逃すことがあるからです。マットセンサーだけでは、誤検知が多くなってしまうので、安全ゲートのセンサーと手すりセンサーの検知タイミングを細かく設定することにより、誤検知はかなり軽減されご依頼者さまにとても喜んで頂いております。

通知は、まず起き上がろうと手すりをつかんだときに、スマート電球で緑と赤の点滅とアレクサとスマホのLINEへの通知。そして、一人でベッドから立ち上がったときにスマート電球で青と赤の点滅とアレクサとスマホのLINEへの通知がされます。また、フロアマットに車いすなどが乗ったままだと検知ができなくなってしまうので、そういった場合の注意通知もするようにいたしました。

ご依頼者さまからは、「見守りカメラですとカメラ映像にいつも気を配っていなくてはならず、現実的にとても難しいものがありましたが、このシステムでは、様々な通知がされるので、常時気にしていなくてもすぐに気づくことができるようになりとても気が楽になりました!本当にありがとうございます!」と、とても嬉しいお言葉をいただきました。

ご家庭により、様々なご要望があると思います。同様のシステムは小さいお子様のためも活用できると思います。そのご家庭に合ったシステムのご提案をさせていただきますので、お気軽にご相談ください。

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